道草通信|03 10/22からの1週間

パソコンが来るかな、来ないかなと待ちわびた1週間。そわそわと日記がない日もありつつなんとか出せて一安心。
葉 月 2023-10-30 16:17:58
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丸い点がケヤキのタネ。ケヤキはタネを飛ばすために小さな葉っぱを先端につくるらしい。

丸い点がケヤキのタネ。ケヤキはタネを飛ばすために小さな葉っぱを先端につくるらしい。

10/22(日)

夫と薪ストーブの煙突掃除をがんばった。今年で4年目の冬を迎える。去年はスキップしたので2年分。最初の年にストーブ屋さんに教えていただきながらやったときは、ほとんど煤が溜まっていなかった。それで油断していたら、このふた冬よーく使ったよね、という量の煤が出た。掃除用のブラシ、煙突の着脱と悪戦苦闘しながら無事に終了。秋にこの作業があると焦るから、これからはシーズンが終わった春にやろうと夫とはなす。ということはまたすぐに、だね。

10/23(月)

新しいパソコン!木曜日か金曜日には届くらしい。今週はニュースレターを出せるように、できるだけスマホで下書きをして準備をしておこう。

最近、時間に余裕があったせいでスマホを使っている時間が増えているのが気になっている。朝の8時から夜の8時迄と時間を決めてみることに。おかげで今朝は頭が冴えて、やりたかった家のことが捗った。夕方には図書館に行く。読んでみたかった本、台湾のガイドを借りた。台湾は行くのではなくて、来月お迎えするお手伝いに入るので予習。地図上で位置も見たり、おぼろげなどこかの土地の印象が輪郭をもちはじめる。
風邪気味だった夫の調子も良くなってきてほっとする。朝晩涼しいを過ぎて寒くなった。朝にたくさん着ていた衣類を気温が上がるにつれあちこちに脱ぎ置いて、夕方になって気温が下がってきたら拾ってまた着る。夜にストレッチをしながら寒くなってきたけど、なるべく温まるようにいようと思うからよろしくね、とからだに伝える。図書館で借りた本を手に早々に布団に潜り込む。

10/25(水)

ソファによっこらせと座りこむ。20時も回ってくるともう眠い。ネコと暮らす人あるあるだと思うけど、常にちょっと寝不足気味。ネコたちはクヌギのドングリを追いかけて部屋中を走り回っている。2匹が夢中になって遊んでいるのを見るのがたまらなく好きだ。
昨日小さな鉢にケヤキのタネをまいた。ふと、今の時期でよかったのかな?発芽って春なんじゃないの?と気になって調べてみたら、適期はやはり春みたいだけど、タネが休眠する前にまいてしまえば発芽することもあるらしい。乾かさないように見守ってみよう。
植物を育てるのが好きだけど、生命力を信頼しすぎているっていうのか、人の手を加えてしまうときはそれなりの知識をもって手をかけるべし、と思うことがつづいたので、自然は偉大だけれどもまた別の話だよと肝に銘じる。
庭の穂じそを醤漬けにする。密生していたのがよくなかったのか今年は虫にたくさん食べられて、実も思うように収穫できなかった。夕方に夏のような夕立。西の山際に真っ赤な夕日、大粒の雨、雷。  

10/26(木)

パソコンは届かなかった、木曜日。来月からのあたらしい職に備えて必要なものを買いに行く。実用と好みのバランスのいいところで決着。完璧にまでとは言えなくてもある程度は納得してお金を払えたかな。このところ”お金”について考えていて、原田ひ香さんの『三千円の使い方』を図書館で借りて読んだばかり。使い方や貯め方といった実用的なことよりそもそもどんな風にお金を捉えて向き合うのか、というところのとっかかりになるかなと思い。
買い物の途中でWi-Fiを契約している会社のブースがあり、話しかけられるままに契約を見直したらなんと3000円ほど安くなって、買おうと思っていたトイレットペーパーをもらって、ちょっとした金運アップの本だったのかと思ったりするなど。

10/27(金)

パソコンが届いた!

10/28(土)

森の講座3週目。県の林業機械化推進センターへ行く。ちょっとしたドライブ。途中、聖林寺さんを過ぎたあたりから里山の風景が広がってきてその眺めを楽しんだ。
今回は間伐の体験実習があった。2人組で、のこぎりとロープを使って細いヒノキを倒していく。パキパキと音をたてて隣の木々の枝も巻き込んで落としながら、メキメキ、ドーンと倒れていく。他のグループの木々がそんな風に倒れていくのを見ながら、必要なことだと言えあまりにも何の心構えもなく木を倒すことをはじめてしまった自分に気づき、わずかにたじろぎ戸惑いながら、作業は進んでいった。そうして一方で、こうして木を倒してやっと森に関わる入口に立ったような気にもなった。
講師の方たちは、必要に応じてロープをかけ、滑車を使い、紐を〇〇結びですと言いながら操り、軽やか。かっこいい。


帰り道、信号待ちで回りを見渡したら、まんまるでおおきなお月様が上っている。あの山の稜線とこの月のすばらしさを現す一句のひとつも知っていたらなぁとSNSで呟いたら、万葉集から一句こんなのどうでしょうと教えてくださった方がいて、何とも言えないうれしさに満たされた。
夜ごはんは夫が作ってくれた麻婆豆腐。

この切り株もいつか誰かが切ったのかな。

この切り株もいつか誰かが切ったのかな。

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今週は「五感にふれるもの」はお休みします。

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