道草通信|16
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5/10までのある日の日記
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『庭には二羽にわとりがいない』夏野菜を植えた
4月のある日
なぜか予定が次々にキャンセルされた。でもそのことにほっとしている自分がいる。代わりに入ってきた予定もあり、マンツーマンで会うのはどこか緊張するなと思う。自分が全てに応答しなければいけないというプレッシャーなのかな。複数人の方が楽ちんな気もする。人にもよるけれど。そうしてわたしがそう感じるほどきっと相手は何も期待してはいないだろうということも分かってはいる。
朝方にまた強い雨。返さなければいけない急ぎのメールに返事をするととっても自由な気持ち。朝ごはんをたっぷり食べて、浴室の掃除。時間を置いている間にYouTubeを見る。それからさっぱりと洗い流してから思い立ち少しだけ自室の模様替え。落ち着いたところで眠くなったのでそのままお昼のエーデルワイスが流れるまで横になる。こんな風に家で自由に過ごせる日が大好きだ…。
雨は午前中に上がったと思ったら気温もぐんぐん上がってきて、午後は散歩に出かけた。雨上がり、どこもかしこも輝いていた。
帰宅したら暖かくてまた眠くなって少しだけ横になる。今日は睡眠の合間に活動している感じだったな。夫は飲みに行って不在、あんなに寝たのに夜も早々に布団に潜り込んだ。
夜ごはんは、菊芋のきんぴら、ウーウェン先生の大きい肉団子のスープ、ごはん。
4月のある日
朝から雨。今年の春はよく雨が降る。でも去年も同じことを言っていたような気もする。
遅ればせながら朝ドラ『虎に翼』を見始めた。最初の1週間は子ども時代だしなぁと油断していたら、今はそういうひな形でもなくなったのか、はじめから主役の伊藤沙莉さんが出ているようで慌てて鑑賞。少し前にやっていた織田裕二さんと出ていた『シッコウ!!』も面白かったな。『これは経費で落ちません』のまゆちゃんも好きだった。彼女は出ているとみてしまう俳優さんの一人。
午後から美容室、買い物の予定。夕方に道が混むだろうし焦るのも嫌なのでカレーを作って出かける。
美容室で椅子に座った途端、カーディガンの背中のダーニングをかわいいですねと褒められた。自分でやったのですと言うとますます褒めてくれてうれしいやら恥ずかしいやら。
美容師さんは12月の市民マラソン(フルマラソン)を目標に最近走っているそうで、話を聞いていると靴のこと、走り方、栄養の補給のことと話題が尽きない、楽しそう。わたしもすすめられる。
走るのは嫌いでも苦手でもない。速さを求められさえしなければ好きな方だと思う。ヨガにしても走ることにしても基本的には特別な道具を必要としない、身一つでしかも一人でできることが好きなんだろうな。身軽なのがいい。
帰りにギフト用のお菓子を買い、ついでに夫と二人で食べるケーキを買う。贅沢な値段だったけどたまにはいいよねと言いながら食べた。おいしかったー。
夜は寒くて少しだけストーブを点けた。
4月のある日
いつもの山間へ出かける日。お天気が良くて桜があちらこちらに咲いていて車を走らせながら美しい風景を楽しんだ。
帰宅途中、自宅の近くの川沿いは花見をする人でにぎやか。この川沿いにこんなに人がいるのをはじめて見た。シートを広げてお弁当を食べている人たちも。桜の時期じゃなくともいい遊歩道ですよ、と思いつつ眺めながら帰る。
わたしも夫とその人混みと逆方向、上流にむかって散歩に出かける。こちらはこちらで満開の桜が見事。途中で近所のご夫婦とお会いする。本格的なカメラを持っていらしたので、夫がお二人で撮りましょうかと声をかけ写真撮影。お礼にわたしたちも満開の桜の下で撮っていただく。2人の写真は滅多に撮らないので貴重な機会、ありがたい。(後日、現像して届けてくださった。うれしい)
思ったより長い距離に桜が続いていて、それに沿って延々と歩き、また引き返して歩き、二人ともくたくた。とても気持ちのいい散歩だった。翌日から雨の予報、桜もそろそろ終わりかな。
歩き疲れて夜ご飯は簡単に…ということでギョーザを買って帰宅。他は雷こんにゃく、セロリとブロッコリーのカレーマヨ和え。
この数日、寝る前に『コーピングの優しい教科書』を読んでいる。これを読むこと自体がコーピングだなと思う。
そう言えば昨夜はムカデが出た。そんな季節のはじまりです。
5月のある日
早朝から電車に乗って京都に向かう。とってもいいお天気でつられて気持ちが引き上げられる。生理がきてしまって憂鬱ながらも今日をめいっぱい楽しもうと思う。
京都で待ち合わせ場所に着いて車で移動する間も、美しい風景にうっとり。森のあるエリアに到着して、辺りの里山の美しい風景にまたうっとり。
新緑の美しい森、みどり色にもやわらかな色から濃い色までたくさんのみどり色があって、晴れたおかげで木漏れ日もまた美しくて、本当にどこもかしこも美しかった。
お天気にも恵まれて、森でのイベントが無事に終了して心からほっとした。終わった感が今回すごい感じるとご一緒したMさんが言っていたけれど、その気持ちわかりすぎる…。何だろう、準備がちょっとタイトだったこと、関係者との調整かな。とにかく何事もなく終わってよかった。くたくたの疲れと生理痛の腹痛と、軽い熱中症かしらの頭痛を抱えながら帰宅。
早々にお風呂を済ませて布団に潜り込んで寝ていたら夜遅くに夫が帰宅する音で目が覚めた。ねこたちとの再会を喜ぶ様子がほほえましく。
実家に帰省していた夫、愛猫ももちゃんが高齢でもう長くはない中を一緒に過ごしていたからか、思うところがあったのだろうな。人間よりも短い時間を駆け抜けていくねこたち、一緒にいられる時間がどんなに貴重なことかと思う。
5月のある日
ゆっくり寝ていたいところだけれど夏野菜を植えなくちゃ、と起きる。前日の夜にあまり食欲がなかった分、朝からもりもりとクロワッサンを食べて始動。畝に完熟の堆肥ともみ殻燻炭を混ぜ込んでいると夫が起きてきた。疲れているだろうにテニスの練習に行くとのこと。地域の大会の代表に選ばれたそうでしばらくは週末は練習と大会の日々。高校生の頃に部活ではじめたスポーツをずっと楽しく続けていて、それなりのレベルを保っているってわたしには驚くことだなと思いつつ心から応援している。がんばれ!
夫が出かけたのち、わたしは苗を買いに出かける。思ったほど道が混んでなくてほっとする。車に乗っていると暑くて汗が出てくる。気温がぐんぐん上がってきたので昼間の作業はあきらめて、夕方に苗を植え付けた。翌日には雨の予報なので、お天気との協力体制も(勝手に)ばっちりでした。
そうして夜は庭でBBQ。南側の花壇の周りを整えたらなんだか庭が広くなったように感じうれしくなり、こちらで過ごすことも増えている。台所からもすぐなので、この開拓地で。先日夫の姉家族とBBQをしたときの残りをきれいに平らげて、夜の風を楽しんだ。連休もそろそろ終わりです。
■庭には二羽にわとりがいない 夏野菜を植えた
夏野菜の苗を植えた。畑の様子から土に手を入れた方がよさそうだと感じたので『1㎡からはじめる自然菜園』(竹内孝功著/ワン・パブリッシング)を参考に、完熟たい肥ともみ殻燻炭を混ぜ込んで植え付け。掘り起こしているとミミズがたくさんいたので、土も良くなっている途中かなと感じる。
植えたのはパプリカ、万願寺、唐辛子、トマト(アイコ、中玉)、オクラ、バジル。収穫はまだ先だし、苗も小さいので畝の合間に葉物の種をまいてみようと思っている。
春先に実験的にコンポストから出した土を植木鉢で熟成させていて、トマト(アイコ)はそれで栽培してみようと具合を確認してみるも、思ったより…という感じ。どうだろうなと思いつつ植えて様子を見てみることに。こちらにももみ殻燻炭を少し混ぜ込んで植え付け。ミニトマトをプランターで栽培するときには30㎝×30㎝以上が適しているそうで、10号サイズの素焼きの植木鉢。元気に育ちますように!
ジャガイモは今年もニジュウヤホシテントウがついて葉を食べられたけど去年より少なく、わたしも目を光らせていたので被害の拡大は防ぐことができた。花が咲き始めている株も。収穫が楽しみだ。それからアブラムシが軸を黒くするほどにカラスノエンドウについていたけれど、同時にナナホシテントウムシの幼虫もたくさんいて、そのうちにテントウムシもたくさん見かけるようになって、植えている草花に広がることもなく、いつの間にかいなくなっていた。
光と緑の溢れる季節、なんてことのない我が家の庭さえもキラキラ眩しくて、庭があってよかったなと心から思う。
さて、空も晴れてきたのでこれから庭仕事。それからガジュマルの植え替えもしよう。
久しぶりのニュースレター、最後まで読んでくださりありがとうございました。
すごく忙しいわけでもないけれど、気持ちの余裕がないのだなとある時気付いて、しばらくは仕方ないと淡々と日々を過ごしていました。ちょっとした環境の変化がありそれに馴染むのに自分で意識している以上のエネルギーを使っていたようです。そういう時には私の中には言葉にまわるエネルギーが枯渇するのだなということは新たな発見でした。そのうち慣れて落ち着くだろうし、工夫も必要だろうし、と探りつつまた配信を再開していこうと思っているので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
ということで、次回は5月20日の配信予定です。
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